今回は私が超貴重な絶版バイクのユーザー車検に行ったときのことについて書いていきます。
CB750Four K0
私のバイクではありませんが、知り合いからバイクの車検を依頼されました。
もちろん仕事としてではなく友人として(人生の大先輩なので友人なんて言ったら失礼ですが‥)
その車両がなんと
CB750Four K0
だったのです。
このバイクの簡単な説明をしますと、ホンダが1969年に販売した画期的なオートバイで、モダンスーパーバイクの時代を切り拓いたモデルとして広く認知されています。
エンジンは736ccの空冷直列4気筒エンジンを搭載し、67馬力を発揮、約193キロを超える速度を達成
ブレーキは当時ととしては珍しい前輪にディスクブレーキを装着し、大幅にブレーキ性能が向上したモデルとなってます。
現在でもオートバイ愛好家に愛され、プレミア価格で取引きされる貴重なバイクとなっています。
市場価格
私はあまり、CB750Fourの価値について詳しく知りませんでした。
オーナーさんから車検を依頼された時、気軽にO.Kしたのですが、その後、たまに行っているバイク屋さんの社長にそのバイクの価値について聞いたところ
「500万円は超える」
を言われてびっくり仰天でした。
このCB750Four、熱烈な人気があり、しかもモデルチェンジを重ねているのですが、その初期型であるK0(ケーゼロ)と呼ばれる初期モデルの価値がかなり高いのです。
そして、私が今回車検を代行したバイクもなんと初期モデルのK0でした。
倒せない戦い
戦いというものは、相手を倒して初めて勝つものですが、バイクとの勝負に関しては倒したら負けなのです。
仮にもしこの貴重なバイクを倒して壊したりしたら、弁償など今の私には到底できません。
値段的なこともありますが、何よりこのバイクの年式は昭和45年式で、修理しようにもメーカー純正部品など出てこないことの方が多いのです。
まさに動く高価な骨董品です。
しかもこのオーナーさんのバイクは保管状況やメンテナンス状態が素晴らしく、博物館に展示されててもおかしくないレベルのものだったのです。
久しぶりの緊張
いざ車検の日を迎えたのですが、朝から緊張しておりました。
自分のバイクではないバイクを車検場に持って行かなくてはなりませんし、その運搬方法はなんと軽トラの荷台に乗せて移動するという方法でした。
今考えても無謀なチャレンジだったと思います。
本来、バイク屋さんなどはきちんとバイクの積載に特化したトラックやワゴン車を使用してバイクを運ぶぶのです。
貴重なバイクを私みたいに軽トラに積んで運ぶなんて、本来有り得ないです。
進み出した針は止められない
一度オッケーした代行車検、もちろん後には引けません。
今までの経験で培った技術や知識をフル活用して、軽トラに貴重なバイクを積載して車検場に向かいました。
バイクを固定する際、タイダウンベルトというものを使用するのですが、このベルトでバイクを傷つけてもいけません。
あまりにもキツくバイクを固定してしまうとバイクを破損させますし、緩すぎるとバイクを倒してしまいます。
バイクの固定には技術がいるのです。
またバイクを積んで軽トラで移動する道中も生きた心地がしませんでした。
いつもの何十倍も車のブレーキ操作やシフト操作などの運転操作を慎重に行いました。
なんとか無事に車検場に着くことができました。
トラブルの連続
車検場に無事に着いたと思いきや、なんとトラブルの連続が待ち構えていようとはこの時、知るよしもありませんでした。
長くなりましたので次回の記事に詳細を書きます…
今回はここまで
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