皆さんは車やバイクのクーラントは交換していますか?
今回は、車やバイクが走る上で重要なクーラントについて書いていきます。
クーラントとは?
車やバイクのエンジンをかけていると、エンジンが熱くなることはほとんどの方が知っていると思いますが、熱くなったエンジンを冷やすための液体(緑色やピンク色)がクーラントです。
簡単に言えば鉄の塊であるエンジン内部にクーラントが通る細い道が設けられており、その道をクーラントが循環することにより、エンジンを冷やし、オーバーヒートによる故障等から保護しているのです。
もちろんこのクーラントが漏れて不足していたり、劣化していると、エンジンを冷やせずにオーバーヒート等を起こし、エンジンの故障につながるのです。
交換時期
クーラント交換時期については、一般的には2〜3年と言われています。
しかし、ロングライフクーラントというものもあり、新車から10万キロ以上、7年など交換時期を迎えるまで長い期間のものもあるので自分の車やバイクの交換時期についてはお店の人に聞いてみるのが一番良いでしょう。
また、クーラントは劣化すると茶色や黒っぽい色へ変色することもあるので、変色しているなら即交換でしょう。
水は入れちゃだめ
クーラントが冷やす目的の液体ならば、水で代用することが出来るのではないかと思う方もいると思いますが、絶対にやめましょう。
クーラントがない時など応急処置として水を入れる場合もあるのですが、基本的にはNGです。
というのも、水を入れるとエンジン内部が腐食したり、寒冷地でエンジン内部の水が凍ることがあれば、エンジン内部が変形したり割れたりして、エンジンを壊してしまう原因となるのです。
点検も必要
車屋さんやバイク屋さんに任せている、という人もたまにクーラントの残量を確認してみましょう。
通常、車やバイクのエンジン付近にはクーラントのタンク(半透明のものが多い)があり、メモリが記されているので、適正なメモリの位置にクーラント(緑かピンク)が入っているか確認しましょう。
メモリの上限から少し減っているくらいなら問題ありませんが、極端に少なかったり、エンジン付近に大量のクーラントが漏れているようであれば、クーラントが漏れている可能性があるのでお店に点検や修理を依頼しましょう。
最後に
これから夏本番となり、気温が上がってきますが、暑さでコンディションを崩すのは人も機械も同じです。
夏の行楽シーズンを前に車やバイクの点検を行うことをお勧めします。
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