今回は大型バイクの車検(継続車検)について書いていきます。
この記事を書いた前日に大型バイクのユーザー車検を受けてきました。
このバイク車検に掛かった費用、そして簡単な手順について解説していきます。
掛かった車検費用は…
結論から言います。
トータルで掛かった費用はなんと…
1万5,560円
でした。
ユーザー車検を受けたことが無い方は
えっ?
と思うでしょう。
でも実際の費用はこんなものなのです。
内訳はこちら
自賠責保険 8,760円
重量税印紙 5,000円
検査登録印紙 500円
審査証紙 1,300円
お店の車検、高くない?
バイク店に車検を頼んでいる人が前記の金額を見たら、お店の車検費用は高いと感じるかもしれません。
しかし、これについての私の答えは「No」となります。
自分で車検を受ければ安く済みますが、なんせバイクのプロに頼んだ場合、それなりの金額はするでしょう。
よく、バイク屋さんや整備士さんの苦労を知らないで「ボッタクリだ」とか「騙してる」と言う方もいるみたいですが、バイクの整備や書類等の作成の手間を考えたら当然かかる費用だと思います。
もちろん大切な他人の愛車を預かる訳ですから、リスクもありますし、なんせプロに頼むのですから、私はむしろ安いと思っています。
ここまで書いたら、「お前もお店に車検出せばいいだろ」と言われそうですが…、財政難なので勘弁してください。
稼げるようになればもちろんお店にお願いしますよ‼︎
ちなみに、最初に書いた費用はあくまで最低費用なので、バイク屋さんに頼むのであれば、点検整備代、部品代、技術料、代行手数料等、当然、色々と追加されますよ。
登録から
ユーザー車検に受ける手順を簡単に説明していきます。
まず、運輸局のホームページにアクセスして初めての方はユーザー登録します。
ユーザー登録を済ませ、サイトにログインして自分の住んでいる地域の運輸支局を選択し、必要事項を入力、車検を受ける日を決めて登録します。
登録が完了したら、メールが届きます。
上記で書いたのが
『自動車検査インターネット予約システム』
によるもので、登録完了後のメールでは
・ 予約番号
・ 検査種別
・ 検査車種
・ 検査場
・ 受験日
・ ラウンド(検査を受ける時間が区切られている、午前2・午後2ラウンド)
・ 受付時間and検査時間
あとは自分の個人情報等が入力されている‥
といった内容が送られてきますので、忘れないようにしましょう(一応、車検の前日にメールは届きますが)
登録完了後は
登録完了後は車検の日を待つのみです。
もちろん点検整備をしましょう。
意外と故障とかないから大丈夫、と思ってても、尾灯やナンバー等が切れていたりする時があります…
自分で点検整備が出来ない人はバイク屋さんに頼むのも手だと思いますが、「ユーザー車検のため点検だけお願いします」と言っても断られたり、嫌な顔をされるかもしれませんので、そこは上手く大人な言い回しで……
バイク屋さんも商売なので、点検頼むならそのままお店で車検受けて欲しいはず。
必要書類は?
自分で用意するものは(所有者本人が受ける場合)
・ 車検証
・ 自賠責(有効のもの)
・ 納税証明書
・ 現金(書類ではないですが)
※ 今回、念の為、印鑑を持っていったのですが、必要ありませんでした。
また、ネット上では納税証明書はいらないという記載もありました。
しかし、私の場合は確認されたので持っていった方が良いでしょう。
車検当日、大事なことは
車検当日一番大事なことは、余裕を持って出発しましょう。
意外と準備してたら遅くなったとか、私を含め初心者あるあるなのです。
到着したら
到着し、運輸局の入口をくぐり、施設内に入り受付するのですが…
初めての人ならきっとどこに行けば良いか迷うではず。
(私は、数回受けているにも関わらず2年経てばきっちり忘れて毎回迷ってます…)
まず、必要書類を自分で選んで記入、窓口に提出するのですが、わからない場合は窓口の方に聞きましょう。
窓口の方も初めての方や慣れていない方には親切に教えてくれますし、ほぼ、自分の変わりにやってくれます(私は毎回窓口に聞きに行ってます)
周囲の人は皆んな手慣れた手つきで受付しているのを見ると焦りますが、出入りしているのはほとんどが業者さんなので、気にする必要は無いと思います
※ 全く知らない業者の人が親切に教えてくれることあります。
よっぽど私が挙動不審だったのでしょう(汗)
印紙購入および自賠責加入
検査を受けるための費用の印紙購入、新しい自賠責の加入となります。
受ける地域の運輸局によって異なると思いますが、大体どこも別な建物(陸運協会)となってるはずです。
私は、印紙購入のため別な建物(陸運協会)に行き、運輸局でもらった書類を持って窓口に行った時に
「自賠責はこっちで決めていいですか?」
と聞かれたので、そのまま「はい」と答えました。
事前に、保険会社や保険代理店で新しい自賠責証明書が必要なのですが、ここの窓口でも入ることができます。
私は、煩わし手続きが苦手なので、全てお任せしました。
この時に車検に必要な費用を払うのですが、内訳は最初に書いた通りです。
※ 私はこの時に納税証明書の提出とバイクの総走行距離について聞かれました(事前に総走行距離のメーター表示のスマホで写真を撮っておくことをお勧めします)
陸運協会なるところで収入印紙の貼られた書類と自賠責をもらい、再び運輸局に行き、バイクに乗り、検査レーンに並ぶのです。
検査レーンに行ったら
検査レーンは車両ごとに分かれており、運輸局によって異なると思いますが、バイクの場合は別レーンが設けられています。
自分より先に並んでいるバイクがいればその後ろに並ぶだけです。
前の人がいれば、その人が検査されている様子を見とけばどんな感じなのかわかるはずです。
あとは、自分の番が来るまで待つのみです。
今回、私が検査を受けた時には私しかいなかったのでドキドキでした。
ですが、私が車検に慣れていない旨を検査員の方に伝えると、とても優しく教えて下さいました。
検査項目
記憶を頼りに書いてるで順番が前後してたり、抜けているものもあるかもしれませんので先に謝ります。
1 目視による検査
車検証、車台番号、外装点検(突起物、オイル漏等の有無)各種灯火、ホーン、メーター表示
(ハイビームランプ、総走行距離)の確認、場合によってナットなどの締め付け確認で検査ハンマーで軽く叩かれる時もある。
2 近接排気音の検査
明らかに静かな場合は受けないが、少しでも良い音がしてれば測られます(汗)
※ 個人的には一番緊張する(結果、大丈夫だった)
前のオーナーさんが社外マフラーに変更しており、本当に車検適合か不安だった。
もし、アウトならマフラー変えななくてはいけないし、ノーマルも無いから多額の出費となる。
3 有害物質検査?
近接排気音までの検査は外で行うのですが、有害物質検査⁉︎からはいよいよレーンの中に入っていきます(巨大な検査施設)
マフラーの中に細い棒を入れて有害物質と測ります(電光掲示板に結果が表示)
問題なければ次のレーンに案内されます。
4 ブレーキ検査・スピードメーターの検査
前後ブレーキ、スピードメーターの検査を受けます。
自分でブレーキ操作等をするため、つい力が入ります。
5 前照灯の検査
前照灯(ヘッドライト)の光軸、光量を測ります。
車検で落ちるのは大体、この検査(特に古い車やバイク)では無いでしょうか⁉︎
※1回目の測定では× 2回目でオッケーでした(ホッとした)
2回目は少しアクセル吹かし気味で、シートポジション(座る位置)も少し変えてみたらオッケーでした。
バイクの場合、ほんの少しの誤差で光量、光軸、変わります。
こんな感じで検査が進み、車検が終了します。
一つの検査が終了するたびにハンコを押してもらうのですが、この書類を最後受け取ります。
※ 検査する地域等によっては、検査内容が前後するかもしれません。
最後は運輸局窓口へ
最後に検査レーンで受け取った書類を運輸局の窓口に提出するのですが、おそらく
「点検簿ありますか?」
と聞かれます。
このあとは大人の事情で、詳細は割愛しますが、「後点検で」と言えば終わりです。
運輸局の方もわかっているのでそれ以上のやり取りはありません。
詳細はネットなど、ご自身で調べてもらえたらと思います。
そして、混み具合にもよりますが待っていたら車検証が出来上がり、車検のシールも手渡されて全ての手続きが終了となります(空いていたため約1時間で全て終了)
え?こんな簡単に終わるの?と拍子抜けするはずです(無事に受かれば…)
最後に
今回、ユーザー車検を受けた時の内容についてざっくりと書きましたが、あくまでも参考程度にお願いします(ユーザー車検を受けるなら自己責任で)
ちなみに今回、光軸検査をしないまま、検査を受けて受かったのですが、基本的には光軸はズレてることが多いので事前に運輸局近くのテスター屋さんで検査してから車検を受けることをお勧めします。
今回の内容がユーザー車検を受ける方の少しでも参考になれば幸いです。
コメント