自転車の違反について

バイク

自転車ネタです。
昨今、自転車の違反について社会問題になっており、警察も自転車の取り締まりを積極的に行なっています。
自転車の違反は自動車の違反同様、様々な形態の違反があります。
その中でもこれは一発アウトというものを紹介してきます。

警察官が自転車を停止させる理由

自転車を運転していて警察官に止められた、声を掛けられた、という経験をした人、意外と多いのでは無いでしょうか?
警察官が自転車を止める理由は様々ですが、多くの理由が、

1 盗難自転車でないか確認するため
2 自転車の交通ルールについて取り締まりや
 指導、警告をするため

だと思います。

私も現役時代はほぼこの2点の理由でしか自転車を止めたことがありません。

今回は、自転車の違反の中でも一発でアウト(検挙されてしまう)違反の一つについて紹介します。

これは一発アウト‼︎ブレーキが無いとダメ‼︎

そもそも、自転車の「ブレーキが無いなんてことあるの?」と、思う方がほとんどでしょう。
しかし、あるんです。
競技用の自転車いわゆる「ピスト」と呼ばれる自転車、それ以外にも自転車競技に特化した自転車(BMX等)で、ブレーキ装置そのものがついていない(外されている)ものがあるのです。
このような自転車を乗っていては警察官に止められて検挙されてしまうのも当然です(危険すぎる)

また、ブレーキが装備されていても、まったくブレーキが効かない自転車はもちろんダメです。
(ブレーキが効かない場合は、自転車屋さんで修理してもらいましょう)

道路交通法63条の9第1項

ブレーキ不良自転車の運転禁止…自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため、交通の危険を生じさせるおそれのある自転車を運転してはならない。

罰 則…5万円以下の罰金、過失同じ

道路交通法第63条の10
自転車の検査等
警察官は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車と認められる自転車が運転されているときは、その自転車を停止させ、その自転車の制動装置について検査をすることができる。
その場合、警察官は、自転車の運転者に対し、安全確保のために必要な応急措置をとることを命じ、また、応急措置によって必要な整備をすることができないと認められる自転車については、運転の中止を命じることができる。

罰 則
警察官による停止や命令に従わなかったり、検査を拒否・妨害した者
5万円以下の罰金

内閣府令で定める制動装置の基準
道路交通法施工規則9条の3
① 前車輪及び後車輪を制動すること。
② 乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が10キロメートル毎時のとき、制動装置の操作  を開始した場所から3メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。

自転車といえど危険

前記の通り、自転車のブレーキに関して道路交通法等で定められているのです。
しかし、交通ルールを守らない自転車運転手は沢山います。

ブレーキの違反以外でも自転車で違反されてる多くが人が「たかが自転車だし」「自分だけじゃない、みんなやってる」と言います。
もし、歩行者を巻き込んだ事故を起こした時も同じことが言えるのでしょうか?

自転車と歩行者がぶつかる事故が起こった場合、最悪、歩行者の命が奪われる可能性もあるのです。
実際に自転車の事故が全国的に多いので、テレビのニュースでも多く取り上げられるように自転車の交通違反の取り締まりが強化されているのです。


最後に

春になり、自転車を利用して出掛ける人も多くなると思いますが、今回の内容で少しでも自転車のルールに関心を持っていただけたら幸いです。


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