白バイ隊員は、仕事でバイクに乗っている時、道路を走っているライダーのどこを見ているのか?
元白バイ隊員の目線でお伝したいと思います。
めちゃくちゃ見てます
車やバイクを運転していて、後ろにパトカーや白バイが来たら、少しドキドキしませんか?
私は現職の時にマイカーの後ろをパトカーや白バイにつかれたらもの物凄く嫌でした。
というのも、その時の警察官はめちゃくちゃ前の車を見ているからです‼︎
前の車を見る理由
警察官の所属する課により、見るポイントは色々と異なるのですが、交通課や交通機動隊の警察官は、前の車が何か交通違反をしていないか等、車や乗っている人の様子を細かく見ているのです。
特に交通機動隊の警察官は、整備不良などの違反については敏感に反応します。
バイクについても同様で、白バイ隊員はあなたの乗車姿勢まで見ています。
乗っている姿勢で技量がわかる?
今回はバイクのことについて書いていきますが、白バイ隊員はあなたの乗車姿勢を見ています。
このバイクに乗っている人はどんなライダーなのか?と警戒しています。
そしてあなたの技量を見ているのです。
見ているポイント5つ
私が実際に見ていたポイントは下記の5つ
1 服装
2 乗車姿勢
3 カーブの曲がり方や進路変更の仕方
4 フラつき
5 信号待ち・発進
上記を5つを見ると大体どんなライダーか判断することができるからです。
服装
服装についてですが、意識が高いライダーの方ほど、安全装備などをきちんとされています。
絶対ではありませんが、安全装備をきちんと装備している方はラフな格好の方に比べてマナーが良いと思っています。
一方、極端な例ですが、半袖や短パン、サンダルのようなラフな格好の方は荒い運転をする人が多い気がします。
逆に峠道などで装備全開、全身皮ツナギのやる気マンマンなライダーの方についてはある意味、一番警戒していました。
乗車姿勢
乗車姿勢については、
体に力が入っていない(上半身)
ニーグリップをきちんとしている
を見ていました。
バイクをきちんと操作されている方はニーグリップをしており(ガニ股で運転してない)、体(上半身)に力が入っていない状態で運転しております。
カーブの曲がり方や進路変更の仕方
カーブを曲がる際、ウィズフォームなのかアウトフォームなのか(インフォームは峠にたまにいる)必要以上にバイクを倒していないか、急ブレーキをしていないか、進路変更も急に無理やりバイクを倒していないかなどを見ておりました。
フラつき
信号発進や交差点右左折時のフラつきは、低速が苦手なライダーやバイクに乗りなれていない初心者の方に多い動きでした。
フラつきの有無につきにより、ニーグリップをきちんとしているのか、細かなクラッチ操作が出来ているのか、を見ていました。
また、真っ直ぐ走っていても左右にフラついている方も時々おられます(ニーグリップしていない?)
信号待ち、発進
信号待ちの際、両足をついていたり、停止状態から発進するまでフラフラとしていないか、などを見ていました。
また、発進時に目視により後方確認をしているライダーを見ると、心の中で「こいつ、ちゃんとやってるな」と思ってました‼︎
実は‥、
ここまで、「白バイ隊員はライダーのここを見ている‼︎」という内容で書いてきましたが、実はこの内容、私が、白バイ新隊員の部下を持った時に実際に見ていた大まかなポイントとなっています(細かく言えばもっと沢山あるのですが)
※ 服装については、身だしなみのことと捉えて下さい
ざっくりと上記5つを新隊員の後ろを走り見ているのです。
最後に
私も含め、ベテランライダーほど免許を取得する時に学んだバイクの運転に関する基本的な内容を忘れがちです。
この記事を通じて少しでも自分の乗車姿勢の見直しに繋がっていただけたら幸いです。
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