お勧めバイク工具とは

バイク
2024.03.18

白バイ隊員は、バイクの整備もある程度できなきゃダメ？
現役時代に使用してたおすすめ工具（メーカー）などについて紹介します。
バイク整備に必要な工具を買う際に迷ったら参考にしてみて下さい。

白バイ隊員は整備が出来なきゃだめ？

以前、バイク好きの知り合いとお話しした際、ふとした話題から白バイ隊員は皆
　・　バイクが好き
　・　整備も詳しい
　・　バイクの構造についても詳しい
というイメージある、と言っていました。
しかし、このイメージは一部正解で、一部不正解です。
全ての隊員が上記に当てはまるとは限らないのです。
白バイ隊員員の中には、バイクもそんなに好きではなく、整備やバイクの構造もまったく知らない隊員も一部いるのです。
過去に私の部下が、「取り締まりが好きで白バイになりました。バイクには全然興味ありません。」と答えていたことを覚えています。
その一方、この人たち本当に警察官なの？と思ってしまうほど、整備やバイクの知識、そして乗車技術に長けた隊員もいるのも事実です。

全国大会を目指す隊員

先ほどの述べた整備や乗車技術に長けている隊員というのは、白バイの全国大会を目指している隊員やその監督、コーチです。
白バイの全国大会とは、毎年、茨城県のひたちなか市にある自動車安全運転センター安全運転中央研修所を会場に行われる、全国の白バイ隊員の安全運転走行の技術を競うものです。
彼らは、日々、バイクの訓練を重ね、訓練で使用しているバイクをメンテナンスしたり、壊れた際は自らの力で直しているのです。
なので、必然的にバイクの整備に詳しくなり、使う工具なども覚えていくのです。

どんな整備をしているの？

簡単なオイル交換、クーラント交換などはもちろん、壊れたところはとにかく直すといった感じです。
フォークオイル漏れやエンジンのオイル漏れ、ラジエター交換、エンジンが焼き付いたりした際は、エンジンOH、エンジンの載せ替え、フレーム溶接など、重整備もこなしてまうのです。
それも、男女関係なく行っています。
整備や修理をしなければ訓練でバイクに乗ることが出来なくなってしまうので、夜中になろうが、最悪徹夜してまで整備をしたりするのです。

使用していた工具（メーカー）

では、そんな隊員たちが個人で購入し使用していた工具とは？
もちろん、職場にも様々な工具が置いてあるのですが、共有して使っている工具なので数に限りがあり、誰かが使っていたら使えないですし、工具の管理もとても厳しく、少しでも雑に扱ったり紛失したりすると大問題になってしまうのです。
ですから、訓練をしている隊員は自分専用の工具を自分で買って揃えていました。
その中でも断然多かったのは、KTCの工具セットです。
言うまでもなく、理由は、安心安全の日本製で、多くのプロ整備士さんにも使用されている信頼の工具メーカーだからです。


次に

　　TONE

　　シグネット

　　アストロプロダクツ

稀にスナップオンやMAC TOOLを使用している人もいましたが、本当に拘りがある人が使っていました。
私が個人的に好きだったのは、ストレートの工具でした。
ストレートの工具は、値段も安く品質も悪くはないという印象だったので、足りないものがあるときは、よくストレートに工具を買いに行ってました。

どこメーカーの工具が良いの？

結論は、KTCの工具セットが一番間違いないと思います。
使う人の好みと予算にもよりますが、KTCの工具セットがあれば趣味でバイク整備をする程度であれば問題ないと思います。
しかし、値段が安い工具メーカーでも全然使えますし、むしろ作業内容によっては立場が逆転することさえあります。
よく、アストロやアストロで扱っているシグネットのことをあまりよく言わない方もいますが、どちらの工具も使ったことのある私の感想としては、アストロはKTCの工具セットには無い細かな工具が入っていていざという時に使えるという感じで、シグネットは普通に使え、デザイン性も良く、ガレージにあれば栄えるといった印象でした。

工具も拘りすぎると、沼になってしまうので、最終的には使う方の好みや予算次第だと思います。
個人的にはネプロスが欲しいですが‥

最後に

白バイの全国大会を目指している隊員は、毎日厳しい乗車訓練をしている上に、訓練で使わせてもらってるバイクのメンテナンスや修理にも多くの時間を費やし苦労しながら行っています。
もし、白バイの訓練を見かけた際は温かい目で見てもらえると幸いです。

今回の記事で少しでも工具選びのお役に立てれば嬉しいです。


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